北村一辉が最强最悪の杀人鬼!日本・インドネシア合作映画「KILLERS」
俳优の北村一辉(43)が日本とインドネシアの合作映画「KILLERS」(モー・ブラザーズ监督)に主演することになった。演じるのは、理由や感情を持たず、次々と赤の他人を手にかけていく「最强最悪の杀人鬼」野村。女优・高梨临(23)が野村の心を揺り动かす唯一の存在となる女性・久恵を务める。日本公开は2014年を予定しているが、ひと足先に来年、世界各国の映画祭で上映を予定。“逆输入”で日本を席巻するつもりだ。
昨年、「冷たい热帯鱼」で杀人鬼・村田(でんでん)を登场させ、日本を恐怖に陥れた日活が、今度はインドネシアと组み、さらに凶悪な男・野村をスクリーンに送り込む。
「KILLERS」は日本とジャカルタ、それぞれに住む杀人鬼がインターネットを通じて知り合い、さらに想像を绝する悪の道に踏み込んでいく―という内容。北村演じる野村は元金融マンという颜と同时に、无慈悲に杀人を続けていく别の一面を持つ男だ。
最初に台本を読んだ时、「无言ですよ。全く理解ができなかった」と振り返った北村。「インドネシアと映画」というつながりも、いまいちピンとこなかったが、监督の过去作を见て考えが変わったという。
「映像の力がすごかった。监督の『アジアの力をどこまで见せられるか』という、挑戦する心にも动かされました」。インドネシアは映画に関していえば“発展途上国”だが、その时期の作品に参加し、础となれることにも喜びを感じており、「行为に理由や欲、正义が存在しない、杀人というよりも『処刑』に近いものを続ける男・野村。共感できる部分は全くありませんし、賛否両论出るでしょうが『ぜひ演じたい』と思いました」と意欲をみせた。
一方、作品の“清凉剤”ともいえる久恵役の高梨は先周、公开された「ライク・サムワン・イン・ラブ」(アッバス・キアロスタミ监督)に続く海外监督作品。冲撃的な内容だけに、出演に二の足を踏んだと思いきや、「怖いと思う部分もありましたが、それを超えるストーリーの面白さがあって、抵抗感はまったくありませんでした」。むしろ、再び世界で注目を集めるチャンス、と考えている。
8月下旬からクランクインし、现在はジャカルタで撮影中。年内にも完成予定だが、日本公开は再来年となる。その间は“世界行脚”に出る予定だ。関系者は「来年のカンヌ(5月)をはじめ、世界各国の映画祭への出品を狙っています」。日本とインドネシアの力を结集させた问题作が、世界でどれだけ注目を集めるか、今から楽しみだ。