月下の舟
白く細い指が 腫りました
水の上で踊る笹舟(ささぶね)は 何処へ
石榴(ざくろ)のような赤い舌に乗せる甘いコンペイをも溶け
それは儚く崩れる
支えも何もない砂の城
サラサラと散らばらないように 雨に流れる
もし君が もし君が
この胸に刺さる ガラスの破片(はへん)を 生き抜いて その瞼を 濡らしてくれたら
なぐ(?)になれるのに
何も 知らず 鳴く蝉時雨
瑠璃のもがせ(?)に 甘い 風車
甘い 甘い 長い髪
赤い 赤い 唇
ユラリユラリ 揺れる笹舟
見ない見ない 見ないフリ
そうさ双六(すごろく)のように
未来も君が決めればいい
幾重にも重なる未来も
砂利(ざり)の上になくして
もし君が もし君が 月の
月の光に 誘われるように
仄暗い影に囚われた
無念の中で 捻(ひね)くれたなら
ねえ君は ねえ君は
この胸に刺さる ガラスの破片を 生き抜いて その瞼を濡らしてくれると 僕の手を抱いて
白く細い指が 腫りました
水の上で踊る笹舟(ささぶね)は 何処へ
石榴(ざくろ)のような赤い舌に乗せる甘いコンペイをも溶け
それは儚く崩れる
支えも何もない砂の城
サラサラと散らばらないように 雨に流れる
もし君が もし君が
この胸に刺さる ガラスの破片(はへん)を 生き抜いて その瞼を 濡らしてくれたら
なぐ(?)になれるのに
何も 知らず 鳴く蝉時雨
瑠璃のもがせ(?)に 甘い 風車
甘い 甘い 長い髪
赤い 赤い 唇
ユラリユラリ 揺れる笹舟
見ない見ない 見ないフリ
そうさ双六(すごろく)のように
未来も君が決めればいい
幾重にも重なる未来も
砂利(ざり)の上になくして
もし君が もし君が 月の
月の光に 誘われるように
仄暗い影に囚われた
無念の中で 捻(ひね)くれたなら
ねえ君は ねえ君は
この胸に刺さる ガラスの破片を 生き抜いて その瞼を濡らしてくれると 僕の手を抱いて