17日午前7時半頃、大阪(伊丹)空港で、羽田発の全日空985便(ボーイング787型機)が着陸後、滑走路の途中で左右のエンジンが停止し、動けなくなった。同社は作業車で機体を乗降口まで移動させ、約1時間後に乗客を降ろした。乗客乗員計118人にけがはなかった。 このトラブルで、同空港の滑走路2本のうち1本が約40分間閉鎖され、1便が欠航。9便で最大1時間44分の遅れが出たほか、羽田発の日本航空101便が関西空港に行き先を変更した。 全日空大阪空港支店によると、羽田空港を出発する際の点検では異常はなかったとしている。機体は、滑走路を3分の2程度進んだところで止まったという。