re从零开始异世界...吧 关注:356,552贴子:4,076,721

19卷蜜瓜特典

取消只看楼主收藏回复

佩特拉阵营奋斗记page4
本打算直接搞录入来着,结果crystal想要图片


IP属地:江苏来自Android客户端1楼2020-05-27 16:14回复
    仅供翻译学习,禁止商业用途


    IP属地:江苏来自Android客户端4楼2020-05-27 16:26
    回复
      画质有点被压了emm










      IP属地:江苏来自Android客户端5楼2020-05-27 16:35
      回复
        这画质翻译应该完全莫得问题,不过我还是开ocr搞个录入好了()



        IP属地:江苏来自Android客户端6楼2020-05-27 16:39
        回复
          顺便入了五本ca砖6月号的这本昨天在玛莎几个小破店里逛结果没找到,今天午睡起来二入玛莎在ecjoy乐天搜了搜居然翻到了新补充的



          IP属地:江苏来自Android客户端8楼2020-05-27 16:46
          收起回复
            顺便题外话这个昨天送出两本还差一本,要是还有人想要可送,不过得自己承担国际运费


            IP属地:江苏来自Android客户端9楼2020-05-27 16:50
            收起回复
              先泡妞去了晚上回来搞录入


              IP属地:江苏来自Android客户端12楼2020-05-27 17:12
              回复
                crystal那边各种格式的都发过去了,这里就放个录入好了


                IP属地:江苏来自Android客户端13楼2020-05-27 23:30
                回复
                  ペトラのエミリア陣営奮闘記/Page4
                  『ペトラのエミリア陣営奮闘記/Page4』
                  「それにしても、あの大っ嫌いは実に痛快だったな」
                  と、会食の席へ座った途端、『酪農王』グリファス·アレンが上機嫌に自分の太鼓腹を
                  撫でながら言い放った。
                  場所はトリオン·アルーズ子爵の邸宅、それは西方辺境伯領会合の会場でもある。
                  ———王選に向けて、エミリア陣営の今後を左右する大事な会合だ。
                  会合に集ったのはいずれ劣らぬ名のある有力者たちであり、彼ら全員の協力を取り付け
                  ることは、エミリア陣営が王選を戦っていくために必要不可欠な条件だった。
                  そのための話し合いが持たれ、その会合の場でロズワールL.メイザース辺境伯がど
                  んな弁舌を振るうのか、そこに大いに期待が寄せられていたところだが——
                  「お恥ずかしいところをお見せしてしまい……」
                  「恥ずかしがるこたないでしょーよ。おじさんたちの前で立派なもんだったっての。トリ
                  オンちゃんもそう思うでしょ?」
                  「何故、私に同意を求められたのか……。いえ、特段、このメイドの少女に落ち度はあり
                  ませんでした。あの場で堂々として、私も感心を……」
                  「ペトラちゃーん、トリオンちゃんは若い嫁さんもらってるから気を付けた方がいいよ」
                  「グウェイン殿!」
                  赤い顔で怒鳴るアルーズ子爵に、軽薄に笑ったグウェイン·メレテーが片目を閉じる。
                  その二人の言い争いに唇を緩め、赤い顔をした少女、ペトラが恐縮した。
                  ロズワールの従者としてこの会合に同行したペトラだが、その役目はお付きのメイドだ
                  けに留まらず、とんでもない重責を担わされることとなった。
                  まさか、ハーフエルフであるエミリアを王選へ推薦したことについて、その出自を支援
                  者たちに隠していたことの釈明にペトラを利用しようとは。
                  さしものペトラも、ここまでの大役を押し付けられるのは完全なる予想外だった。
                  狙いとしては、ロズワールに肩入れする理由のないペトラが、エミリアの人柄について
                  言葉を尽くして説明することで説得力を生むこと。それはわからなくはない。
                  わからないのは、どうしてそういう大事なことを直前まで黙っておくのかだ。
                  「失敗したら、困るのは旦那様も一緒のくせに……」
                  本気で性質が悪いのは、ロズワールは『できない』ことは押し付けないことだ。あくま
                  で彼がやらかすのは、ペトラの能力で補い切れる範囲の嫌がらせ。
                  だから、ペトラはその突然の大一番をも何とか乗り切った。ただし、怒りはある。


                  IP属地:江苏来自Android客户端15楼2020-05-27 23:31
                  回复
                    なので、冒頭のグリファスの発言は、前置きなしに大舞台へ押しゃられたペトラが、有
                    力者たち相手に話し始める前にロズワールを罵った一言であった。
                    なお、ペトラが味わったその恥辱の腹いせは、他ならぬフレデリカがロズワール相手に
                    ちゃんと晴らしておいてくれたので心はすっきりしている。
                    ともあれ———、
                    「すぐに会食の時間となりますので、皆様はしばしご歓談を」
                    「あ、じゃあ、わたしはお手伝いの方に……」
                    アルーズ子爵の一言を受け、ペトラはそそくさと部屋を辞し、会食の準備を手伝ってい
                    るフレデリカとの合流を急ぐ。
                    そうして、ペトラが会合の席からいなくなると——、
                    「———あの子の奮闘も、全ては我々の納得を引き出すための策略でしょう?」
                    「———」
                    「元より、我々に辺境伯の要請を断る選択肢はなかった。しかし、強権で従わせれば後々
                    に禍根を残しかねない。故に必要な手順だったと……どうされた?」
                    会合の席の端に座り、口を開いた厳つい顔つきの男性||工業都市『コスツール』の都
                    市長であるレノ.レックスが、自分に集まった視線に眉を墾める。
                    そのレノの反応に、「いやぁ」とグウェインが自分の顎の無精髭を撫でて、
                    「レノちゃんの声、ずいぶん久々に聞いたわなぁってのと、ようやく口開いたかと思った

                    ら言い出したのがそれかぁって」
                    「む、口数が少なかったのは性分だ。が、それかぁとは?」
                    表情に欠片も変化のないまま、レノがグウェインにそう聞き返した。その質問にグウェ
                    インが肩をすくめると、アルーズ子爵とグリファスもそれぞれ嘆息した。
                    それから、グウェインはペトラの出ていった扉の方を見やり、
                    「———あれが茶番だってことぐらい、全員わかってたことさ。ロズワールちゃんはもちろ
                    んのこと、ああして喋ってたペトラちゃん自身だってね」
                    2
                    昔から、ペトラは何でも小器用にこなせる娘だった。一時は自分が世界の中心であると
                    勘違いしていたこともあるぐらいだが、とある出来事でその勘違いもやめた。
                    とはいえ、それで自分の全部がダメダメだと反転するわけではなく、相変わらず、ペト
                    ラは自分が平均より優秀である自覚があった。
                    ただ、勘違いをするまいと固く自分に誓っただけ。だから、今も勘違いしない。
                    ———自分の説得が、あの大人たちの胸を強く打って心変わりを促したなどと。
                    たぶん、全部台本通りに決まっていた筋書きなのだ。いくらか突発的な脚色をしたぐら
                    いで結果は動かない。それぐらい、強固な台本が出来上がっていた。


                    IP属地:江苏来自Android客户端16楼2020-05-27 23:31
                    回复
                      ペトラの奮闘も、その台本の枠組みから抜け出せない程度の徳いモノでしかない。それ
                      がわかっていたから、ロズワールも安心して悪巧みができる。
                      「… ...やっぱり、旦那様のこと、嫌いです」
                      「———その旦那様を目の前にして、ずいぶんとすごいことを言うね1ぇ」
                      正面、ペトラの言葉を真っ向から受け、ロズワールは愉快そうに唇を緩めていた。
                      会食の席へ移動した有力者たちに遅れて、ロズワールは親類であるアンネローゼと話が
                      あると前の部屋に残っていた。その話し合いが終わり、会食の部屋へ向かう途中、廊下で
                      ばったりとベトラと出くわしたというわけだ。
                      「あら、ベトラではありませんの。小父様の嫌がらせにも負けじと、素晴らしい演説でし
                      たわ。エミリーのこと、よく見ていますのね」
                      「アンネローゼ様……」
                      と、ロズワールの背後、ひょこっと顔を出したのがアンネローゼだ
                      御年十成になるアンネローゼは、しかしその年齢に見合わぬ気品と風格の持ち主で、ふ
                      ざけたロズワール以上に貴族らしい貴族とベトラの目には映った。
                      年下ではあるが、尊敬できる。だから、素直にペトラは恭しく頭を下げた。
                      「ありがとうございます、アンネローゼ様。ですが……」
                      「——結果がどう定まっていようと、あなたの行いの尊さが薄れるわけではありませんわ。
                      堂々と胸をお張りなさい、ベトラ。わたくしがそれを許します」
                      そう言って、アンネローゼは「この小父様に代わって」とロズワールの脇を折った。そ
                      の行為に、二人の少女を敵に回したロズワールが苦笑する。
                      「わかっていたことだが、すっかり悪者だーぁね」
                      「当然ですのよ。小父様の今日の功績は、ペトラの口からエミリーの素晴らしさを語らせ
                      た一点と、最高の料理人であるディアス氏を招したことだけですわ
                      「あ、ディアス·レプンツォ·エェレマンソ·オプレーン·ファ
                      「ペトラもご存知でしたの?」
                      「えーっと、さっき、庭でちょっと会ったので……」
                      ふと、ペトラの脳裏に蘇ったのはずいぶんと大仰な喋り方をする小柄な少女だった。長
                      くて仰々しい名前だったが、印象的だったのでかろうじて覚えている。
                      思い返せば、確かに彼女は晩餐を作る料理人との評判だったようで。
                      「有名な方なんですか?」
                      「有名だなんてとんでもありませんわ! その料理の味で戦争を食い止め、龍があまりの
                      美味に逆鱗を撫でられたことを忘れたと、そんな伝説がある料理人ですのよ!」
                      前のめりになるアンネローゼだが、それが全部本当だったらすごい料理人というより、
                      魔法使いか何かのようだ。やっぱり訂正する。すごい魔法使いの代表は、ペトラにとって
                      この世界で一番嫌いな人なのだから。
                      「実は以前、屋敷に招いたこともあってねーえ。 こうしてアンネローゼが喜んでくれ
                      ソバルム六世さん?」
                      であれば、私も無理して捜した甲斐があった。楽しんでくれたまーぁえよ」
                      「———?」
                      アンネローゼの頭を撫でて、ロズワールが優しい口調で言った。これで、ロズワールな
                      りにアンネローゼのことは可愛いらしく、彼女への態度はこんな調子だ。
                      ペトラはそれを、ベアトリスに向ける偏愛と似たものと認識している。
                      ただ、ペトラが一瞬、違和感を覚えたのはロズワールの歪んだ愛情にではなく———
                      「どうして、旦那様はそんな他人事みたいに仰るんですか?」
                      aふと、気になったのはロズワールの他人事のような態度だった。
                      美味の予感に目を輝かせるアンネローゼの隣で、ロズワールはまるで自分がそうした枠
                      組みの外にいるような顔と声で、そう言っていた。
                      「なに、話は簡単だよ。———私には味覚がないのでね。料理の味は楽しめないわけさ」
                      「…え?」
                      思いがけない、どころの話ではなかった。
                      それは文字通り、ペトラにとっては天地がひっくり返るかと思うほど衝撃的な話だった。
                      ———味覚がない、とはどういうことか。つまり、味がわからないということか。
                      -味覚がない、とはどういうことか。つまり、味が、
                      「い、いつから……」
                      「それこそ、君が生まれるよりずっと前からだーぁよ。気に病むことはない。現に、これ
                      まで君たちに気付かせることはなかったろう?」


                      IP属地:江苏来自Android客户端17楼2020-05-27 23:32
                      回复
                        「————」
                        ペトラは絶句する。何でもない素振りで、それはとんでもない話ではないか。
                        だって、味がわからないということは、幸せの一つがわからないということだ。フレデ
                        リカの料理の味も、ラムの蒸かし芋の味も、夜にこっそり飲んでいるお酒の味も、ガー
                        フィールが作ったミートパイも、スバルのマヨネーズも、何もかも。
                        「このことは、アンネローゼとクリンド以外は誰も知らないことだ。それこそ、ラムとフ
                        レデリカにも話していない。屋敷で知っているのは君だけだよ」
                        「———つ! どうして、そんなことをわたしに……」
                        「君も、私の弱味を一つぐらいは持っておきたいだろう?」
                        片目を閉じて、黄色い瞳で自分を見るロズワールにペトラは唇を噛んだ。瞬間、ペトラ
                        の脳裏を支配したのは激昂だ。
                        一度は、フレデリカのおかげで発散された怒りが、また違う形で充填される。
                        「どうして、旦那様は……!」
                        こうなのだ。ロズワールは、どうしてこうなのか。
                        ペトラはロズワールを許さない。それは絶対だ。それでロズワールが、ペトラにこうし
                        て振る舞ってみせるのはなんなのだ。本当に、腹立たしい。
                        ラムにも、フレデリカにも明かしていない秘密を明かして、弱味を握りたいだろうと。
                        ———馬鹿にしている。
                        「ペトラ、小父様の悪癖と付き合うのは……」
                        「———。いいえ、アンネローゼ様、わたし、決めました」
                        ペトラの表情の変化を見て、アンネローゼが気遣ったようにこちらの腕に触れた。その
                        アンネローゼの手に自分の手をそっと重ねて、ペトラは首を横に振る。
                        やるべきことは、決めた。———ペトラ·レイテは、泣き寝入りする娘ではない。
                        3
                        ———会食が始まると、テーブルに配膳された料理の弦さにペトラは思わず息を呑んだ。
                        テーブルの上を埋め尽くすのは、それこそ食材の選定から超一流の手が入った珠玉の素
                        材、その数々が利用された古今東西の美味の祭典だ。
                        「我輩の腕を振るった極楽行きの料理、とくとその五感でご堪能あれ」
                        と、偉そうな口調で言ったのは小柄な少女料理人、ディアス以下略だ。傍らに太った助
                        手を連れた彼女の全身、その張る自信に相応しい格がこれらの料理にはある。
                        至上、至高の出田来に一切の誇張なし。事実、美食と名の付くモノなど食べ飽きているだ
                        ろう有力者諸氏が、ディアス以下略の料理の前には敬服の感情が隠せない。
                        「どうであるか、娘よ。我輩の、至高の料理の味わいは!」
                        そう、ディアス以下略が味の感想を求めたのは、この会食に席の用意されたペ トラだ。


                        IP属地:江苏来自Android客户端18楼2020-05-27 23:32
                        回复
                          ロズワールの無茶なやり口を乗り越えた褒美にと、グウェインがアルーズ子爵に頼んで
                          くれたのと、ディアス以下略がペトラの会食参加を条件としたためだと聞いている。
                          それらの好意にペトラはありがたく甘えた。 ———ベトラ自身の、反逆のために。
                          「———んく」
                          一口、ディアス以下略の料理を舌に乗せた瞬間、ペトラの全身を味の暴力が課躍する。
                          小さな体を震わせ、ペトラは奇妙な快楽に頬を赤くし、瞳が潤むのを感じる。
                          誤算だったのは、ディアス以下略の料理の味の凄まじさだ。この一年でぐんと料理の腕
                          を上げたペトラだから、その実力の差をより痛感する。
                          これは、只人には到達できない美味の頂、それを何とか受け止め、ペトラは微笑むと、
                          「はいっ、すっごく美味しいです。口の中でわっと香りが広がって、すごく上品な味が
                          しますね。見た目よりずっと薄味で、いくらでも食べられちゃいそう」
                          「ほほう? ほほーう、だろうだろう。わかっているな、娘よ! この褒め上手め!」
                          その感想を聞いて、ディアス以下略が上機嫌にのけ反った。そんな彼女の反応を見なが
                          ら、ペトラはそっと、すぐ隣のロズワールの顔を窺う。
                          「———」
                          ロズワールは、ペトラが次々と流暢に料理の味を伝えるのを聞いて、何とも味わい深い
                          表情をしていた。———それを見て、ペトラはほくそ笑む。
                          これが、ロズワールがこれまで、堂々と無視して、隠してきた幸せの味だ。
                          料理を作るとき、作る人は食べてくれる人のことを考えている。料理が幸せの味ならば、
                          作る人は幸せを作る人ではないか。それを、ロズワールはずっと無視してきた。
                          言い訳なんて聞かない。ペトラはそう受け取るしかない。だから、これはペトラからの
                          復讐———味覚がないロズワールへの、未知の喜びを伝える攻撃だった。
                          できるだけ詳しく、味の詳細を伝えてやる。それも、聞く方が誕が出るくらい美味しそ
                          うに。思わずお腹が鳴るぐらい、言葉を尽くしてやろうではないか。
                          「どうした、辺境伯。食べ方を忘れたか? 我輩を呼んだのは貴様ではないか」
                          「あ、ああ、そうですねーぇ。もちろん、私も楽しみにしていましたので……」
                          そう言って、呆気に取られていたロズワールが自分の皿に手を付ける。一瞬、口に運ぶ
                          のを勝賭ったのは、ペトラの復讐の成果か否か。
                          それは———、
                          「———ああ、きっと、本当に美味しいのだろうね」
                          と、美味の衝撃を堪えながら、懸命に味を訴えるペトラの姿に目を細めたロズワール、
                          その表情から伝わってくるようにペトラには思えた。
                          なお、ベトラが一生懸命、ディアス以下略の料理を褒めるのを聞いたことで、「ペトラ
                          は褒め上手ですのね」と、その後、フレデリカが何かと料理の味の感想を求めてくるよう
                          になったことは、この復讐の後日談としてほんのりと記しておこう。
                          《了》


                          IP属地:江苏来自Android客户端19楼2020-05-27 23:32
                          回复
                            鉴于上次我的ocr没有出现文本上的错误,这次检查的就更快了点,真•一目十行


                            IP属地:江苏来自Android客户端20楼2020-05-27 23:40
                            回复


                              IP属地:江苏来自Android客户端22楼2020-05-28 10:18
                              回复