R2ボタンの回避は、敵の攻撃に繰り出せばほぼすべての攻撃を避けられる強力な防御手段。一方で一度に3回連続で繰り出してしまうと1秒近い大きな硬直時間が発生してしまいます。
見方によってはプレイヤーの行動に対するペナルティではありますが、敵の強力な攻撃を安易な回避連打でしのぐことはできない点にアクションゲームとして、ていねいに作られている印象を抱きました。
こういったアクションを使った攻防を続けていくと“奥義ゲージ”が蓄積され、奥義ゲージが100%になると奥義を使用可能に。複数のキャラクターが続けざまに奥義を繰り出していくと”奥義チェイン”となり、チェイン数に応じた大ダメージを追加で与える”チェインバースト”も発生します。
当然ですが、チェインバーストを狙うなら複数のキャラクターの奥義ゲージがたまっていることが必要です。ただ、チェインバーストを狙える状況になると、今回の試遊版ではCOM操作の仲間が率先して奥義を発動してくれる様子。とくに奥義ゲージに目を配ることなく、仲間に合わせて奥義を打てば自然とチェインバーストを発生させられるのがうれしいですね。
また、『グラブル』のシステムとしておなじみの“オーバードライブ”と“ブレイク”が相性バツグン。ある程度ボスの体力を減らすとボスが強力な攻撃を繰り出すオーバードライブ状態になり、その強化状態に対してダメージを与えていくとボスが“ブレイク”してダウンする。という流れはボスとの戦闘というワンシーンに対してメリハリを持たせると同時に、なぜボスが強力な攻撃を繰り出しているのかが視覚的にもわかりやすくなっています。
総じてハンティングアクションなどのジャンル名で呼ばれるタイトルを遊んだことがあれば、スムーズに遊べる作り。また、□ボタンを連打するだけで自動的に攻撃を繰り出してくれる“アシストモード”と、アナログスティックによる移動操作だけプレイヤーが行い攻撃は自動で繰り出される“フルアシストモード”の2種類の操作モードも用意されているので『グラブル』を知っているけれどアクションゲームは不慣れという人は、これらのサポート機能を活用するとよいでしょう。