
フォルクスワーゲンの国内導入70周年を記念し、VW愛に溢れる方にその魅力を語ってもらうこの連載。最終回となる第6回は、シンガーソングライターであり、Every Little Thingのボーカリストの持田香織さんに登場いただいた。
「だってこのデザイン、かわいくないですか。最初に乗った初代ゴルフも、いまのゴルフ8も初めて見たときに一目惚れして購入したんです」

「高校生の当時は、クルマに乗りたいという人がまわりにたくさんいて、どれにする? みたいな話をしていたんです。私は20歳で免許を取ったんですけど、絶対ゴルフに乗りたいと思っていました。街で観てかわいいというのがそもそものきっかけでしたけど、古いクルマが好きでしたし、角ばったフォルムもお気に入りで、オープンカーというのもポイントのひとつです」

初めて購入した初代ゴルフカブリオレは、持田さんの生活に溶け込んでいく。
運転していると疲れが取れるんです。どんどん疲れが取れて最高だなと。オープンで走ると空との抜け感も気持ちよくて癒されましたね。最初に気に入ったのは深緑のボディカラーですが、丸目のヘッドライトもかわいいし、内装のプラスチック感もオモチャっぽくて好きでした。それとシートがベージュのレザーだったんですが、ボディカラーとの組み合わせもすごくマッチしていたと思います」

大のお気に入りだった初代ゴルフに、20年以上乗り続けた持田さんだったが、一昨年に最新のゴルフ8に乗り換えることに。その理由というのは……。
「エアコンが壊れてしまい、夏の暑さに耐えられなくなったのがきっかけです。子供も生まれてクルマで一緒に出掛けることも多くなりましたし」
しかし乗り換えたゴルフ8も、ディーラーで観て一目惚れで購入したという。
「最初は黒のボディカラーを探していたんですけど、たまたまマットグレーを見かけてしまって、この色本当にカワイイ! と思って即決しました」

そうして持田さんの元にやってきたゴルフ8は、目下大活躍中だ。
「走っていても振動やエンジン音も含めて静かですし、長距離で高速道路を走行しているときは道路と溶け込むような心地よさがあるんです。そういうところは最新のクルマの素晴らしさでもあると思います。そんな良さを乗るたびに新たに発見できるのも楽しいですね」

そんなゴルフ8だが、やはりデザインもお気に入りのようだ。
「駐車場に停めてあるのを見るたびに、かわいくてキュンキュンしちゃうんです。そんな見た目に惚れ込んだのは嬉しいですよね。フォルクスワーゲンのデザインはシンプルで余計なところがないのがいいんです。外装はいいけど内装が派手すぎたりすることがあったりするクルマもあるんですけど、ゴルフは見た目の可愛さと、内装のトーンが常にずれていない感じが好きですね。特に”VW”のエンブレムがお気に入りで一番かわいいと思います」
聞くところゴルフにぞっこんの持田さんだが、いまのゴルフ8はどんな使い方をしているのだろうか?
「以前に比べると運転する機会は減りましたけど、子供を連れてちょっとした買い物にも利用することが多いです。ちょっと遠いところだと日光や修善寺、熱海あたりの温泉に出かけていますよ。割と突発的に、思い立ったときに出かけるのも好きで、それが出来るのがクルマの良さですもんね」

初代も8代目も、持田さんのゴルフ愛は変わらない。
「新型にも胸キュンしてて、その感覚は同じです。初代は一人で乗っていましたけど、気分転換にドライブできるのも込みで好きですね。家族ができて子供にも恵まれて、その時に新型ゴルフとの新しい出会いがあったことも、これからの暮らしに大きな存在になる出会いだったなと思うんです」

これまでずっとゴルフに”恋”しているという持田さんだが、いま気になるクルマがあるという。
「先日イベントで電気自動車のID.4に乗せていただいたんです。すごく静かで運転しやすくて取り回しも良くて、デザインもフォルクスワーゲンらしい感じだったので、次はこれがいいかも、って思っちゃいました」
果たして今後持田さんを”キュンキュン”させるクルマは再びゴルフなのか、それとも……。