
「『作词と作文は违う』という考え方はつねにある」 小竹正人が语る作词へのこだわり(后编)

小泉今日子、中山美穂、藤井フミヤ、中岛美嘉、久保田利伸、EXILEなどを手挂ける作词家・小竹正人(以下、小竹)へのインタビュー。前编では三代目J Soul BrothersやFlowerとの出会い、日本语词に拘る理由などを语ってもらった。后编では、作词スタイルや小说家としての活跃、若手へのアドバイスについて、じっくりと话を讯いた。
取材・文:中村拓海
――小竹さんの书く词は“切なさ”の部分がファンから大きな共感を呼んでいます。こうした表现の源泉となっているものはなんですか。
小竹:それはきっと、いままでロクな恋爱をしてこなかったからというか、普通の人よりつらい思いをいっぱいしているのが理由な気がしますね(笑)。幸せの引き出しはそんなにないんですけど、悲しいとかせつないに関してはすごく多い。でも、根はものすごくふざけた人间なんですよ(笑)。それって、仆が颜出しをしていないことも共感しやすいポイントかもしれません。仆は、曲の世界は词と歌い手だけであってほしいと思っていて、歌っている人と作词している人が别の场合、闻いている人が作词家のイメージに引き込まれないように気を配った方が良いと考えています。仆のイメージがないからこそ、ファンは“三代目の世界”“Flowerの世界”として、その歌词により身近に入り込めるんだと思います。
――普段はどのようなスタイルで作词をしているのでしょうか。
小竹:とりあえず、集中して闻かずに曲をずっと流していて、「书かなきゃ」と思いながらも、ダラダラしたりボーっとしたり游びに行ったりして过ごします。でも必ず依頼には缔め切りがあるので、二日前くらいまで「书かなきゃヤバい」ってずっとダラダラしているのが、ふと「よし、じゃあ书く」ってスイッチが入り、パソコンに向かって最初から最后まで一気に书くというのがここ数年のルーティーンです。おそらく、ずっと曲を聴いているから「书かなきゃ」と思った时には、自分のなかで无意识に世界観ができているんですよね。なんとなく「サビでこの歌词を使おう」とか、なるべくほかの人が使わない独特な言叶や言い回し、ちょっと文学的な言叶をひとつ入れようと思っていて。それがひとつ浮かぶと、あとはもうバーッと书けるので。ダラダラしながらも少しずつ世界観を构筑していって、书く时は一気に外に出すということなんだと思います。
――歌词のコンセプトやイメージはどう决まるのですか。
小竹:三代目にしてもFlowerにしても、曲を手渡される时に、HIROさんが必ずキーワードを2、3个くれるんです。たとえば、三代目の「花火」は「花火・夏の声・切なさ」だったり、Flowerの「白雪姫」は「雪・冬・悲しい」みたいな感じで(笑)。HIROさんのキーワードはシンプルですけど、それがあるのとないのとでは全然违いますね。キーワードを先に闻いておくと、曲を闻く前にぼんやりと世界が构筑されるので。ただ、「热帯鱼の涙」のように、キーワードが、「热帯鱼や孔雀・アジアっぽさ」っていう、少し复雑なものもありました。难しいものが来たとしても、HIROさんとは本当にかかわり方が长く深いので、HIROさんの言叶のニュアンスを谁よりも明确に掴みとる自信はあります。あと、キーワードがないとグダグダに暗いのしか书かないというのもあるかもしれません。ちょっとした遗书みたいになることもあるので(笑)。そういう意味では「作词家・小竹正人」をHIROさんがプロデュースしてくれているといっても过言ではありません。现に、昔からずっと同じことをしているのに、最近、作词家として以前よりずっと评価していただいている気がするので。アルバム曲の场合やCMとかドラマの缚りがない时は、「これ、胜手に书かせてもらいます」って言って、好き胜手に书かせてもらうこともありますけれど。

小泉今日子、中山美穂、藤井フミヤ、中岛美嘉、久保田利伸、EXILEなどを手挂ける作词家・小竹正人(以下、小竹)へのインタビュー。前编では三代目J Soul BrothersやFlowerとの出会い、日本语词に拘る理由などを语ってもらった。后编では、作词スタイルや小说家としての活跃、若手へのアドバイスについて、じっくりと话を讯いた。
取材・文:中村拓海
――小竹さんの书く词は“切なさ”の部分がファンから大きな共感を呼んでいます。こうした表现の源泉となっているものはなんですか。
小竹:それはきっと、いままでロクな恋爱をしてこなかったからというか、普通の人よりつらい思いをいっぱいしているのが理由な気がしますね(笑)。幸せの引き出しはそんなにないんですけど、悲しいとかせつないに関してはすごく多い。でも、根はものすごくふざけた人间なんですよ(笑)。それって、仆が颜出しをしていないことも共感しやすいポイントかもしれません。仆は、曲の世界は词と歌い手だけであってほしいと思っていて、歌っている人と作词している人が别の场合、闻いている人が作词家のイメージに引き込まれないように気を配った方が良いと考えています。仆のイメージがないからこそ、ファンは“三代目の世界”“Flowerの世界”として、その歌词により身近に入り込めるんだと思います。
――普段はどのようなスタイルで作词をしているのでしょうか。
小竹:とりあえず、集中して闻かずに曲をずっと流していて、「书かなきゃ」と思いながらも、ダラダラしたりボーっとしたり游びに行ったりして过ごします。でも必ず依頼には缔め切りがあるので、二日前くらいまで「书かなきゃヤバい」ってずっとダラダラしているのが、ふと「よし、じゃあ书く」ってスイッチが入り、パソコンに向かって最初から最后まで一気に书くというのがここ数年のルーティーンです。おそらく、ずっと曲を聴いているから「书かなきゃ」と思った时には、自分のなかで无意识に世界観ができているんですよね。なんとなく「サビでこの歌词を使おう」とか、なるべくほかの人が使わない独特な言叶や言い回し、ちょっと文学的な言叶をひとつ入れようと思っていて。それがひとつ浮かぶと、あとはもうバーッと书けるので。ダラダラしながらも少しずつ世界観を构筑していって、书く时は一気に外に出すということなんだと思います。
――歌词のコンセプトやイメージはどう决まるのですか。
小竹:三代目にしてもFlowerにしても、曲を手渡される时に、HIROさんが必ずキーワードを2、3个くれるんです。たとえば、三代目の「花火」は「花火・夏の声・切なさ」だったり、Flowerの「白雪姫」は「雪・冬・悲しい」みたいな感じで(笑)。HIROさんのキーワードはシンプルですけど、それがあるのとないのとでは全然违いますね。キーワードを先に闻いておくと、曲を闻く前にぼんやりと世界が构筑されるので。ただ、「热帯鱼の涙」のように、キーワードが、「热帯鱼や孔雀・アジアっぽさ」っていう、少し复雑なものもありました。难しいものが来たとしても、HIROさんとは本当にかかわり方が长く深いので、HIROさんの言叶のニュアンスを谁よりも明确に掴みとる自信はあります。あと、キーワードがないとグダグダに暗いのしか书かないというのもあるかもしれません。ちょっとした遗书みたいになることもあるので(笑)。そういう意味では「作词家・小竹正人」をHIROさんがプロデュースしてくれているといっても过言ではありません。现に、昔からずっと同じことをしているのに、最近、作词家として以前よりずっと评価していただいている気がするので。アルバム曲の场合やCMとかドラマの缚りがない时は、「これ、胜手に书かせてもらいます」って言って、好き胜手に书かせてもらうこともありますけれど。
